やっぱり寂しい

退職を知って1週間。少し気持ちは落ち着くこともあったり、やっぱり寂しくて仕方がないことも多かったり。

既に大きな荷物は新居に運び終わっていて、今は本当に最低限のものだけを残しているとのこと。何もない部屋に布団を敷いていることを想像しただけで寂しい。

彼女がしっかり考えて行動をしていることは理解できたけど、もうそこまで事を進めていたんだと思うと、それなりに早い段階から準備していたであろうことに、一言教えてほしかったなと思ってしまう。そんな必要はないし、せめて自分にだけでもなんておこがましいけど、そう思ってしまう。

最後の勤務まで今日を含めて残り2日、これを最後に彼女の姿が目の前からなくなるなんて未だに信じられないし、信じたくない。

でも、どれだけ寂しかろうと、もうそれは避けられないんだなぁ。

来週の今頃は、お互いに新しい生活をすでに迎えていると思うだけで涙が出そうになる。

こんな自分が女々しくて気持ち悪い。気持ち悪くて自分が嫌いになる。

普段は絶対に参加しない飲み会にも、これが最後だからと参加していた。参加することを直前まで知らなくて、参加すると知っていても自分は参加しなかったと思うけど、また自分の知らないところで・・・と気分が落ち込む。

自分は何を考えている?自分は何をどうしたい?何もかもが分からない。時間が全てを解決するのか?時間に全て任せていいのか?自分は彼女にどうしたい?どうされたい?

もうだめ、何もかも分からない。

それだけ一方的に彼女に依存していたんだろう。

彼女が目の前に現れるまで、自分の心を押し殺し続けて、自分独りの人生に慣れてしまっていた。慣れてしまっていただけで、独りで生きていけるほど強くなんてなくて、彼女との出会いで本当の自分を思い出したんだろうな。

本当は一人は好きだけど独りが寂しくて、その寂しさを埋められる誰かを求め続けていたんだろうな。

本当の自分は弱すぎるくらいなんだよ。昔から甘えられる人が家族にいなくて、誰に対しても一歩距離を置いてしまっているけど、苦しい時には助けてほしかったんだよ。甘え方が分からないけど、甘えたかったんだよ。いつも心に秘めていたことを誰かに伝えたかったんだよ。何もかも一人で抱え込みたくなかったんだよ。ただ、そうするしかなくて、慣れていたんだ。


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