3月29日に彼女は最後の勤務を終えた。
31日も旧年度の勤務日だけど、新天地への移動やらでお休みを取り、30日には新たな場所へ向かったとのこと。
彼女の退職を知ってから色んな思いに駆られた。その思いを手紙にして渡そうとしたけど、うまいこと二人っきりになる時間ができて、そこで自分の伝えたかったことをすべて伝えた。
退職を知って寂しくて仕方がないこと、仕事ができることに尊敬していたこと、いきなり難しく面倒な仕事を任せることになったことの謝罪、出会えて自分が大きく変わったということ、仲良くなりたいと思ったきっかけ、結婚を前提にお付き合いしたいという気持ち。洗いざらい全てを伝えた。
お付き合いには至らなかったけど、彼女の器が大きいから、そのことでギクシャクすることはなく、むしろお友達としてより親密になれたと思う。
そしてそれはそれとして、用意していた同じ内容が書かれたお手紙も渡した。
心に秘めていたことを全て打ち明けたからか、勤務最終日は寂しさを感じながらも涙は出なかった。それは、物理的な距離は大きくなっても、精神的な距離がグッと近づいたからかな。
それでも、どうしても最後のお見送りをしたくて、全て仕事を終えるまで待って、職場を出て姿が見えなくなるまで手を振った。
翌日からも寂しくて活力が湧いてこなかったけど、新年度がスタートすると慌ただしくて、寂しさに浸っている暇がなくなった。
新天地での初日が終わったタイミングで連絡を取ると、いつもは丁寧な口調な彼女が、砕けた話し方になってくれた。
これは思いを伝えた時にもお手紙にもタメ語を使ってほしいと言っていて、それに応えてくれたんだと思う。
不器用でなかなか思い切れない自分が、彼女の退職をきっかけに背中を押されて、全てが希望の通りになったわけではないけれど、結果として良かったのかな。
これからも気軽に連絡をとったり、これまでと同じようにご飯を食べたり遊んだり、その関係が末永く続いてくれるといいな。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
0 件のコメント :
コメントを投稿