2016/07/31 7月最終日、今月4回目の広島第一劇場楽日

7/31(日)、約2週間ぶりとなる広島第一劇場へ向かう。
この前の週に行こうとしたのだが、ちょうど仕事が週6勤務になったばかりで、体調を整えるために大人しく過ごした。
この日も1週間で唯一の休みだが、閉館まで残り1ヶ月で、もう片手で数えられるくらいしか来れないことを思うとジッとしていられず。

いつもと同じバスに乗り、いつもと同じように麗ちゃんでお好み焼きを食べ、いつもと同じ時間に劇場へ到着。
前回は華月漣さんのバースデーとしてスタンド花が舞台脇に設置されていたが、今回は葵マコさんの周年祝いとして設置されている。
ちょうど空調の側に設置するので、風に乗って花の香りが劇場内に隈なく行き届く。

香盤は以下の通り

葵マコ 嬢(初)
雪見ほのか 嬢(初)
聖京香 嬢(初)
浅葱アゲハ 嬢(初)




葵マコ 嬢

これが8周年。
演目は1・4が新作で同一、計3個出し。

周年作は瓢箪に入った酒を飲むにつれて徐々に酔っていき、幻想的な世界へと誘われていく。
酒に酔うので動きはキレがあるものではなく、どこか気が抜けたモノ。つまり酔拳。
それでもどこか締まっているので、舞台に引き込まれていく。
表情の多彩さが本当に良い。
愛おしく感じてしまう。観劇を始めてから初めて抱く感情。
彼女の持つ世界観が素晴らしい。

2回目は、時代設定が戦中で出兵した旦那を持つ妻。
結論から述べると、どこか消化不良。
拍手をするタイミングがないのと、途中まで理解できていたストーリーが終盤の怒涛の攻勢でよく分からなくなる。
これは完全に演劇の世界だなぁと感じる。
ただ印象には強く残る。
計3個出しながら、全ての演目が頭にしっかり残るというのは、彼女の持つ魅力がとてつもないからだろう。
(追:8/28の道後で、この演目の疑問は晴れました)

3回目は彼女自身が何なのかもよく分からず仕舞いだが、妖精か自然そのものだろうか。
種らしきものが萌芽し、成長していく。
不思議な世界観、けれど壮大なイメージ。
その成長していく様に喜んでいる彼女の表情と仕草、これは彼女の天賦の才ではなかろうか。

深く考えなくとも楽しめるが、何かを感じ取ろうとして観ると、表面的な魅力だけでなく、かなり奥深そうな舞台。
何度も何度も観たくなる魅力ある踊り子さん。

オープンは2曲を使用も、そのうちの1曲は8周年記念の物。ゆるふわと言うに相応しい曲で、彼女の雰囲気にマッチしたオープンショーだった。
おそらく普段はもう一つの方を常用しているのだろう。

雪見ほのか 嬢

演目は毎回異なる4個出し。

1つ目はお茶。茶摘み娘というべきか。
実際に客にお茶を振る舞う。
体型からか和の服装がよく似合う。
演目で直接お客さんと絡むことのあるステージは初めてで、それが何よりも印象に残った。

2つ目は少し記憶に遠くなってしまったが、自縛だったような。
確か初めての縄だったので何となく記憶に残っているが、初の4個出し。
私の脳のキャパシティでは混乱が生じてしまい、また4つ目があまりにも印象に残り過ぎていて霞んでしまった。
もしかすると他の演目だったかもしれないが、キレのある動きではなく、ヌルっとした動きを取り入れていた。

3つ目は某アイドルの演目。
これまでとは違い非常に動きが激しい演目で、それと比例して曲調も激しい。
動きもキレッキレ。
終了後には物凄い汗の量で「若くないからしんどい」という旨の発言を繰り返していた。

4つ目が上述通り非常に印象に残っている。
客とお酒を飲み、広島第一劇場が何とか存続できないかと愚痴をこぼし、若干のストリップ要素を挟みつつそれに終始していくもの。
いや、これはこれで良いと思う。
こんなのばかりだともちろんアレだが、表現の仕方としてこういうのがあるのは良い。
彼女は全国の劇場の存続に本気になっている。
ふと、福山競馬が存廃に揺れていた時のことを思い出した。

ちなみに一緒に酒を酌み交わした客は、すっかり出来上がってしまっていた。
そんな彼のツーショットポラを撮影したことがきっかけで、彼とつながりができた。

ポラを撮ると自作のフリーペーパーを頂く。
初めての経験。
そこにも込められるこの業界への愛と、これ以上閉館をさせたくないという思い。
踊り子さんに対しては失礼かもしれないが、ステージよりもその心意気の方がより強く心に響いた。

聖京香 嬢

演目は1・3と2・4?が同一の2個出し。

1つ目の演目は、サバンナを舞台にしたもの。
背は大して高くないが、舞台上では大きく見せるてスタイル抜群の美人なので、立っているだけでも絵になる様。
けれども、それに見劣りしない表現力と技術の高さ。
この方もまた凄い方だ、と見惚れてしまった。
また個人的には、そんな舞台の小道具の一つが可愛い虎(チーター?)のぬいぐるみというギャップが良かった。

2つ目の演目はうろ覚えだが、浴衣を着ていた印象。
多演目が続くと頭がショートしてしまう。
観ているときは楽しめているし、見入っているのだが・・・。

ポラの時の「どうする~?」と聞いてくるのがかわいい。
撮ったポラを見てみると、やはり物凄い美人が写っている。
色んな条件が重なったのも大きいと思うが、これまでで一番良いポラが撮れた。
クッキリ写るよりも、多少ボケ味がある方が個人的に好みだと、この頃から気付き始める。

浅葱アゲハ 嬢

演目は3回目までしか観れていないが、全て違うものだった。
が、順番をはっきりとは覚えていないし、リングを使った演目については完全に失念してしまった。
なので観た順番と述べる順番が異なるかもしれない。

エアリアル・ティシューの演目について。
罪を犯した天使が羽を失い・・・という演目。
これはこれで、また凄いものを観たなぁ。
エアリアルという表現の仕方それ自体に強烈なインパクトがあり、更に鬼気迫る舞台。
身体の引き締まり方が一味も二味も違い、女性らしい特徴を持ちつつも、たぶん体脂肪は平均的な男性のそれよりもかなり低そう。

ブランコの演目。
もちろん、ただブランコに乗るだけではなく、吊り下げているロープを用いてのものもあるが、他のエアリアルと比べるとそういった要素は控えめ。
もっと細部に眼を行き届かせないと分からないことも多いが、急転直下の展開に驚く。
どういう経緯でそうなっていったのか、必ず予兆はあったはずなので、そこを見逃さないようにしたいが、たぶん夏限定の演目だと思うので、果たして観られるかどうか。

どの演目の時かは忘れたが、右腕に傷跡が多くあることに気づく。
過酷な練習があってのこの舞台ということなのかと思っていたらこういうことらしい。

ポラの時は演目中とは全く異なるフワフワした声と対応。
そのギャップもいい。

私が個人的にギャップを好んでいるのだろう。
ステージで与える印象と、ポラやオープンで与える印象のギャップが大きいほど好印象。
単純である。
もちろん与えられた印象そのままを鵜呑みするほど純粋ではないが。

_________________________

フィナーレショーでは、聖京香さんのスタイルに黒のドレスがあまりにもマッチしていて見惚れてしまう。
なんとなくフィナーレの写真は敷居が高く撮りにいけない。
後悔ばかりが募る。



帰りの新幹線は4回目の雪見ほのかさんのステージ終わりまで大丈夫と高を括るも、割と時間が押してしまい、ポラを撮影後に急いで駅に向かうも乗れず。
そんな訳で今回は外観の写真を一切撮っておらず、以前に撮影したものをとりあえず貼り付けておく(画像がないのは少し寂しい&サムネイル用)
これなら最後まで残って観ていればよかった。
駅の隣りにあるネットカフェで一夜を過ごし、始発の新幹線で岡山へと戻る。
そのまま一旦家に帰り、身支度を終えて仕事に向かう。
たまにはこういう日もあって良い。

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